9月も後半に入りました。
とっくの昔に立秋は過ぎ、暦の上では"秋"になっていますが、
9月に入ってもまだまだ暑さが続いていますね。
近年では『地球温暖化』という言葉では表しきれないこの暑さを
『地球沸騰化』とも呼ぶようになったようです。
時候の挨拶で立秋から8月末あたりまでの間は「残暑お見舞い」を使ったりしますが、
9月に入っても暑さが続く現代にあわせて柔軟に考えても良いかもしれませんね。
というわけでみなさま、
残暑御見舞い申し上げます。
さて今回のブログでは、日々の業務のなかで意識していることを
いくつかお話ししたいと思います。
チームでプロジェクトを円滑に進めるために、やったほうが良いと感じ、
実践していることです。
1. なぜ?という背景を共有する
なにかを依頼するとき、なにかを伝えるとき、
やって欲しいことだけ、言いたいことだけを話していると、
依頼した側とされた側で微妙な認識ズレが生じるときがあります。
依頼の背景や経緯といった核心部分の情報共有が足りていないからです。
伝え方の1つに、
1~10まで言わずとも伝わるひとには1~3くらいで伝えたほうが、
伝える情報のノイズが減りパフォーマンスが発揮しやすい、といったものがあります。
なんでもかんでも1~10まで丁寧に伝えるだけではなく、
相手にあわせて工夫すると良い、というものです。
これは "相手にあわせた" 伝え方という話ですが、
もう一つ "相手を惹き込む" 伝え方という話をしたいと思います。
それは、『ゴールデンサークル理論』というものです。
2009年のTEDにて提唱されたもので、
マーケティングの要素がありますが、心理学の側面もあり、
"相手を惹き込む" 伝え方のフレームワークになると考えています。
What:何を?
How:どうやって?
Why:なぜ?
この3つの事柄について、WhatやHowを強調した What→How→Whyの順番で話すより、
Whyを先行して伝える Why→How→What の順番で話したほうが良いという内容です。
人の心を動かすのは感動や直感であり、感動や直感は
理念や目的といった「Why:なぜ?」に共感することで生まれるため、
Whyを最優先に伝えるのです。
日々のコミュニケーションでWhyを伝えることを忘れないように、
意識して取り組んでいます。
2. 担当している案件に積極的に興味を持つ
担当している案件に前のめりで入っていく姿勢というのは、
チーム内にもポジティブな影響を与えるため、大切だと思っています。
IT業界における仕事は、IT業界内で完結することはほとんどありません。
- IT×医療
- IT×教育
- IT×電気やガス等の生活インフラ
- IT×etc...
といったように、
IT業界以外のお客様とともにシステム開発に臨むことが多いです。
このとき、ITの知識・技術が必要になるのはもちろんですが、
お客様の業界に関する知識・知見を持っておくことも大切です。
普段触れることのない業界の知識・知見を持つために、
普段の生活や行動のなかで、ふとしたときに思い出し、
相手の業界に1歩近づいてみる、踏み込んでみる、
そういったことがプロジェクトへのモチベーションにも繋がると考えています。
他にもまだまだありますが、
以上、2点だけピックアップしてお話しさせていただきました。
9月が上半期の最終月であり、色々と忙しく過ごされている方も多いと思います。
かくいう私もそうです。
忙しさに追われて心を亡くさないようにしながら、
日々を励んでいきたいと思います。